神様の与えたテスト

2007.03.02
私はこれまでに4回ほど、
住まい探しの為不動産会社をあたった経験がある。

1つは看護婦寮を出てアパートを探した時。
2度目は看護婦を辞め実家に戻ってしばらくして一人になりたくなった時。3度目が今の住まい探しの時。そして4度目がこれから先の住居兼店舗を探す時。

どれが一番大変だったかはご想像の通り、4番目である。
なぜ大変だったか?

アロマのお店をやろうとしたら、やはり見た目がきれいでなくてはいけない。店舗で探すと、周りの環境や、見た目でよい物件は殆どない。
いいと思った物件は法人の手に渡った。

アパートでは大家の許可がない限りまず断られる。
マンションではなんだか怪しい。エレベーターを使ってまでお客さんは来ないだろう。

キレイめな貸家はまずない。中古で家を買うか?
建売の家を買うか?住宅ローンを組むには時間がない。
ついでにお金もない。

不動産会社の人は口々に次のように言った。
「1月の時点でローンを組まない限り、(看護師を辞める)あなたには
ローンを組む資格がない。」と。

こんなにはっきりは言わなかったが、
中には「家を探しています。お店をやろうと思っています。」
と言った時点で「は〜、そうですかー。」と気のない返事をしていたのに、「看護師してます。年収は○○です。」と言った途端に
態度がコロリと変わった男もいた。

とにかく今回は色々な会社に電話した。
タウンページを見て片っ端からかけたに近い。
”よし、ここはひとつ名前のよさそうな所へかけてみよう!”
とかけたのが、「幸○風○不動産」(○の中はお考えください)

ここが一番ひどかった。
「マッサージっていったらフィリピン系とかそういうのかい?」
いやらしそうなオヤジが言った。
「何件か当たっているけど、そんなふうに言われたのは
おたくが初めてですよ!」と私。
「いや〜、この辺はまだマッサージって認知度が低いから、
大家も嫌がるのよ」とオヤジは言う。(なんだ!そのカマ言葉は!!)
「で、物件はあるんですか?」と私。
「あるには、あるんだけどね〜。
そっかそっか、頑張るね〜。
おじさん、頑張る人好きだよ。そっかそっか。」


私は「そっかそっか」という人はあまり信用できないと思っている。
オヤジも例外ではなく、きっと物件なんかないに違いないと確信した。
まさに時間の無駄。でもこんな考え方をする人もいるのだと勉強になった。

そして、次に出会ったのが新築の貸家をこれから建てますという物件。
これは願ってもいない物件だった。駐車場3台、庭付き、場所もいい。
家賃もそれほど高くはなかった。
早速予約をして、いつ建つのかとワクワクしながら待っていたのだが、
いつまでたっても建つ様子がない。

心配になり、不動産屋に電話した。
すると、なんと大家が土地ごと売ってしまって
貸家は建たないというのだ!

なんでそんな大事なことをこのオバはんは私に連絡しなかったんだ!
3棟建てるうちの残り2棟は間違いなく建ちますから・・・というのが
オバはんの言い分だった。

なぜ腹が立ったかというと、このオバはん、私には随分と厳しいことを言ってくれたからだ。「ここはこんな風になりませんかね?」という私の言葉も、ピシャリと「あのねえ、これは貸家なんですよ」と言ったりしていた。そして、今回も自分は悪くない、大家が売ると言うものはしょうがない、そんな口調だった。だから余計に腹がたったのだ。

とにかく、「5月までには建つんでしょうね?確認してください」
と言ったのが、1月23日。さて、その返事いつきたと思います?

今日、3月2日ですよ!!
こんな不動産会社があっていいんだろうか・・・
呆れた。


これからの住まいどうなったかというと、
奇跡的に1月26日に同様の新築の戸建の物件に出逢えていた。
しかも、すでに建て始めている物件。4月には確実に完成する。

これはもう、奇跡。
普通はこんな物件には出逢えない。家が完成する前に予約されてしまうのが通常らしいのだが、私には味方してくれる人たちがいたのだ。

大家が土地を売ってしまったと知ったときは絶望した。
もうだめだ!と思った。
(このとき私はバッチのスターオブベツレヘムを
ガブ飲みして持ちこたえたのだが、)
3日後すぐに見つかったのは、これはもう、神様が
「その道でいきなさい」
と言っているような気がした。

実はこのとき、看護師を続けようかと悩んだのである。
きっと神様が私をテストしたのだろう。
「これでもアロマでやっていきたいか?」と。


今は、徐々に出来上がってくる家を
マイホームのように楽しみに時々偵察に行って一人ほくそ笑んでいる。